夏の気仙沼で高校生41人を含む49名が現地ボランティアを敢行
20140721-25
つばさネットワークでは北摂つばさ高校30名、春日丘高校6名、コリア国際高校3名、松原高校2名とともに日本ユネスコ協会連盟理事の坂口一美さんの協力を得て5回目の現地ボランティアを敢行しました。
被災地ボランティア 4校41名の高校生が気仙沼で活動と交流
震災以来、5回目となる今回の現地ボランティアは、参加者がこれまでで最大の52名(現地で合流の3名含む)で、高校生の数も過去最大の41名(北摂つばさ30名、春日丘6名、コリア国際3名、松原2名)でした。
7月21日は17時から茨木市駅前で募金をしてから、予定通り20時に出発しました。22日に到着して、まず、南三陸町の3階建ての鉄骨だけが残っている防災庁舎で慰霊の黙祷を捧げました。続いて、この防災庁舎で最後まで住民に避難を呼びかけて行方不明となられた遠藤未希の両親が、始められた慰霊のための「未希の家」を訪問して、両親から未希さんのお話を伺いました。
愛娘を亡くされた両親からの聞き取りに、一人一人の参加者は真剣に聞き入っていました。それぞれ思うところがあったと思います。
この後、気仙沼市教育委員会を会場に、気仙沼市の川名一彦副市長、気仙沼市教育委員会の白幡勝美教育長、気仙沼市議会の小山和廣議員(気仙沼高校同窓会会長)を表敬訪問しました。副市長から津波被害からの復興計画と進捗状況、教育長から津波に遭ったらどう対処すべきかの教訓、同窓会長からは「夏の野球の県予選ベスト4は3月に大阪で鍛えていただいたおかげです」という言葉をいただきました。
宿泊は、八瀬の里山で民家泊でした。食事で出される野菜はほとんど自宅でとれたものです。ほのぼのとした対応と震災時のお話が聞ける機会となり、毎回、ほとんどの生徒が「良かった」と言っています。
7月23日はフェリーで大島に渡り、カキ養殖イカダの復興支援活動です。フェリーの移動はカモメとたわむれる20分で生徒の楽しみでもあります。港から、亀山という小さな山を越えて、徒歩40分で養殖場につきます。最初に気付いたのは、海に浮かぶイカダの数が昨年より増えていました。昨年、資材の運搬をお手伝いした作業小屋が完成して、今年はその小屋の中でカキを繁殖させるワイヤ作りをしました。1ロール50キロもある太さ1.5cmほどのナイロンのワイヤを決められた長さ(3mと5m)にカットし、両端がほつれないように結び目を作り、切り口を熱で溶かして固めます。午前中に作業のコツを掴んで、昼食のあとは猛烈なスピードで作業が進み、1日で15ほどのロールをカットしました。「支援物資としていただきながら3年間手をつけられなかったんですが、皆さんのおかげで活用することができるようになりました」と言っていただきました。
作業の合間に順番に、イカダまでクルージングしていただき、実際にどのように活用されるのか、も教えていただきました。
7月24日は陸前高田に行って、道の駅 陸前高田という震災津波の遺構で慰霊をした後、山を削って5〜10mのかさ上げをするためのベルトコンベアを目の当たりにしました。小学生は「夢の架け橋」と名付けたそうです。
その後、気仙沼高校に行って、生徒会メンバーからのスライドによる取り組みの紹介をうけ、お菓子を食べながらの交流をしました。その後、野球部のメンバーと交流をしました。内容はケイドロ(警察と泥棒)という鬼ごっこでした。30分ほどでみんな子どもに戻ったように楽しんでいました。3月に大阪でお世話してくれたつばさのダンス部の子達に会いたがっている野球部の部員もいました。それぞれ、3月に大阪で会いましょう、と誓ってお別れをしました。
この頃、熱帯のように暑くなった大阪より6〜7度も涼しい気候、気仙沼の人たちとの出会いで、きっと一人一人にとっての良い思い出ができたことと思います。
阪急茨木市駅前募金 20140727
阪急茨木市駅前募金 20140727
新聞をご覧になられた女性からカンパが届けられました。こうした市民の支えで支援活動は支えられています。20140630
阪急茨木市駅前での募金を行い、気仙沼に出発です。 20140721
14時間のバス移動が終わると南三陸町に到着。20140722
南三陸町の防災庁舎で住民に避難を呼びかけ続けて亡くなられた遠藤未希さんのご両親は、未希の家という民宿を始められました。
未希の家で、遠藤実希さんのご両親から遠藤実希さんについての聞き取りをさせていただきました。 20140722
気仙沼市教育委員会に気仙沼市長、教育長を表敬訪問しました。詳細な説明のあと、ディスカッションをしました。20140722
気仙沼市教育委員会の屋上に案内していただいて、復興の様子を視察しました。宅地を造るための盛り土は3.9-10mにもなるそうです。
八瀬 森の学校に到着、なんといっても、お楽しみは自家製の食材を中心にした食事です。20140722
気仙沼エーズポートから浦の浜港へは20分間のフェリーで移動します。エビセンをねだってくるウミネコとたわむれるのも楽しみです。20140723
今回はイカダにつるしてカキを植え付けるワイヤーを作ります。まず、60KGもあるロール状のナイロンワイヤーを10mに揃えます。
長さが揃ったら包丁でワイヤーをカットしていきます。力業です。
次にカキが滑り落ちないように両端に固く結び目を作ります。
更にロープの両端が解れないように熱した鉄板で焼きを入れます。
仕上げは運搬用に輪っかにして、積み上げていきます。
震災当時、全国から贈られて4年間、手つかずになっていたという、60KGのナイロンワイヤー約15ロールが1日で使用可能な状態になりました。
作業の合間には輪番で昼の味噌汁の食材となる野菜の皮むき。
さらに、輪番でクルージングをして養殖イカダの見学です。
支援作業を終えた後には大きな充実感が得られます。支援作業の成果は年々増えていくイカダの数になって表れてきます。20140723
陸前高田の視察に先だって追悼施設で黙祷を捧げます。
ガイドは気仙沼高校の卒業生の新沼岳志さんです。
震災遺構が少なくなる中で、当時のまま遺されている「道の駅 高田松原」の建物。高田松原の文字の上まで津波が来たそうです。20140724
地元の小学生が「ゆめの架け橋」と名付けた全長3kmのベルトコンベアで山を削って宅地を造成し、同時に沿岸部に10mの盛り土を施す計画。20140724
大阪に比べると積乱雲が少ない。湿気が少なく、晴れていても、涼しくて気持ちがいい。20140724 気仙沼お魚市場にて。
最期に訪問するのは気仙沼高校。生徒会の皆さんと交流会。話も弾みます。20140724
次に野球部の皆さんとの交流です。4ヶ月ぶりの再開のメンバーです。
ケードロ(警察と泥棒)という鬼ごっこも楽しそうでした。
楽しいひとときのあと、プレゼントをお渡しします。
大阪と宮城、離れた所に住んでいても、この日の交流は、きっと高校時代の夏の日の思い出になるでしょう。